2813.今日の植物(2296):ルイヨウショウマ
今日の植物は、ルイヨウショウマと言います。前回のスリナムのセットに含まれていた植物です。
ルイヨウショウマは、キンポウゲ科 Actaea属(ルイヨウショウマ属)の植物で、The World FLora on Line(これまでのThe Plant Listがまた使えなくなってもう一度こちらにお世話になっております)によりますと、この属には43の種が分類されているということです。
ウイキペディアの情報によりますと、Actaea属の植物は、ヨーロッパ、アジア、北米の亜熱帯、温帯地域に自生しているということで、日本には2種が確認されているということです。
英語名はbaneberry(毒の実)、有毒なのです。特に白あるいは赤い果実部分は心臓の筋肉に影響を及ぼし有毒で、子供が誤って口にすると命に係わることもあるのだそうです。植物としては同じキンポウゲ科のトリカブトに近いということですから、合点が行きます。ただ、種を運んでくれる鳥には毒性がないといいますから、不思議なものです。
属名を漢字で書くと類葉升麻、類葉は「葉が似ている」という意味だそうですから、サラシナショウマなどに似た葉を持っていることからこの名前になったものだと思われます。
ついでに、属名のActaeaは葉の形がニワトコに似ているところからそのギリシャ名から来ているのだそうです。
写真です。ネットから借用しております。
アカミノルイヨウショウマ Actaea rubra
切手です。
アカミノルイヨウショウマ Actaea rubra
2017年 スリナム発行(花)
ルイヨウショウマは、キンポウゲ科 Actaea属(ルイヨウショウマ属)の植物で、The World FLora on Line(これまでのThe Plant Listがまた使えなくなってもう一度こちらにお世話になっております)によりますと、この属には43の種が分類されているということです。
ウイキペディアの情報によりますと、Actaea属の植物は、ヨーロッパ、アジア、北米の亜熱帯、温帯地域に自生しているということで、日本には2種が確認されているということです。
英語名はbaneberry(毒の実)、有毒なのです。特に白あるいは赤い果実部分は心臓の筋肉に影響を及ぼし有毒で、子供が誤って口にすると命に係わることもあるのだそうです。植物としては同じキンポウゲ科のトリカブトに近いということですから、合点が行きます。ただ、種を運んでくれる鳥には毒性がないといいますから、不思議なものです。
属名を漢字で書くと類葉升麻、類葉は「葉が似ている」という意味だそうですから、サラシナショウマなどに似た葉を持っていることからこの名前になったものだと思われます。
ついでに、属名のActaeaは葉の形がニワトコに似ているところからそのギリシャ名から来ているのだそうです。
写真です。ネットから借用しております。
アカミノルイヨウショウマ Actaea rubra
切手です。
アカミノルイヨウショウマ Actaea rubra
2017年 スリナム発行(花)
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2812.今日の植物(2295):バンクーベリア
今日の植物は、バンクーベリアと言います。未登場の植物は、メギ科に移りました。
バンクーベリアは、メギ科 Vancouveria属(バンクーベリア属)の植物で、3種が確認されているという小さな属のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Vancouveria属の植物は米国の西海岸に固有の植物だということです。英語名をinside-out flowers(裏返しの花)といいます。花弁のように見える萼が裏返しになる途中のように見えるところからこの名前になったそうです。
属名のVancouveriaは、18世紀の英国の海軍士官で、太平洋岸を調査・探検したGeorge Vancouver氏に因んで命名されました。カナダのバンクーバーも彼に因んで命名された都市です。
切手に描かれているVancouveria hexandra種は、アメリカ西海岸のブリティッシュコロンビア、ワシントン州西部、オレゴン州、カリフォルニア州北西部の森林の下草として分布しているということです。
写真です。
バンクーベリア・ヘキサンドラ Vancouveria hexandra
切手です。
バンクーベリア・ヘキサンドラ Vancouveria hexandra
2017年 スリナム発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
スリナムからは、魅力的な植物を描いた切手12種類セットが発行されています。
(お知らせです)
同じメギ科のイカリソウを描いた切手を入手しましたので、掲載しました。記事を掲載してから10年以上経過しました。
⇒イカリソウ
バンクーベリアは、メギ科 Vancouveria属(バンクーベリア属)の植物で、3種が確認されているという小さな属のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Vancouveria属の植物は米国の西海岸に固有の植物だということです。英語名をinside-out flowers(裏返しの花)といいます。花弁のように見える萼が裏返しになる途中のように見えるところからこの名前になったそうです。
属名のVancouveriaは、18世紀の英国の海軍士官で、太平洋岸を調査・探検したGeorge Vancouver氏に因んで命名されました。カナダのバンクーバーも彼に因んで命名された都市です。
切手に描かれているVancouveria hexandra種は、アメリカ西海岸のブリティッシュコロンビア、ワシントン州西部、オレゴン州、カリフォルニア州北西部の森林の下草として分布しているということです。
写真です。
バンクーベリア・ヘキサンドラ Vancouveria hexandra
切手です。
バンクーベリア・ヘキサンドラ Vancouveria hexandra
2017年 スリナム発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
スリナムからは、魅力的な植物を描いた切手12種類セットが発行されています。
(お知らせです)
同じメギ科のイカリソウを描いた切手を入手しましたので、掲載しました。記事を掲載してから10年以上経過しました。
⇒イカリソウ
2811.今日の植物(2294):パラモルトキア
今日の植物は、パラモルトキアと言います。
パラモルトキアは、ムラサキ科 Paramoltkia属(パラモルトキア属)の植物で、Paramoltkiai属に分類される種は切手に描かれているParamoltkia doerfleri種1つだけという1属1種の植物のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Paramoltkia doerfleriはバルカン半島の西部、アルバニアと旧ユーゴスラビアの南部に自生する植物だということです。
属名のParamoltkia のpara-は「異なった」といった意味を持たせる言葉ですので、前回出てきたMoltkia とは異なったという属名ということになります。同じムラサキ科ですが、どこが「異なった」のかということについてはよくわかりませんでした。
写真です。ネットから借用しております。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri
切手です。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri (=Moltkia doerfleri)
1987年 アルバニア発行(世界食糧の日)
●この切手と一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
●切手にはMoltkia属とされていますが、The Plant Listでは、Paramoltkia属とされていましたので、それに従いました。
パラモルトキアは、ムラサキ科 Paramoltkia属(パラモルトキア属)の植物で、Paramoltkiai属に分類される種は切手に描かれているParamoltkia doerfleri種1つだけという1属1種の植物のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Paramoltkia doerfleriはバルカン半島の西部、アルバニアと旧ユーゴスラビアの南部に自生する植物だということです。
属名のParamoltkia のpara-は「異なった」といった意味を持たせる言葉ですので、前回出てきたMoltkia とは異なったという属名ということになります。同じムラサキ科ですが、どこが「異なった」のかということについてはよくわかりませんでした。
写真です。ネットから借用しております。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri
切手です。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri (=Moltkia doerfleri)
1987年 アルバニア発行(世界食糧の日)
●この切手と一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
●切手にはMoltkia属とされていますが、The Plant Listでは、Paramoltkia属とされていましたので、それに従いました。
2810.今日の植物(2293):モルトキア
今日の植物は、モルトキアといいます。前回に引き続きムラサキ科の植物です。
モルトキアは、ムラサキ科 Moltkia 属(モルトキア属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が分類されているという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Moltkia 属の植物はアルバニア、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、トルコやユーゴといったヨーロッパ南部および西アジアに分布しているということです。濃い緑の羽毛のある葉と筒状の花を持っています。
属名のMoltkia は、例の属名・人名事典によりますと、デンマークの首相でありCopenhagen Natural History Museum(コペンハーゲン国立自然史博物館)の設立者のJoachim Godske Moltke氏に因んで命名されたのだそうです。
切手に描かれているMoltkia petraea種は、常緑の草本で、羽毛を持った互生の葉を持ち、ブルーの筒状の花を咲かせるようです。
写真です。これもネットから借用しています。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
切手です。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
2020年 ボスニアヘルツェゴビナ連邦発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
モルトキアは、ムラサキ科 Moltkia 属(モルトキア属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が分類されているという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Moltkia 属の植物はアルバニア、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、トルコやユーゴといったヨーロッパ南部および西アジアに分布しているということです。濃い緑の羽毛のある葉と筒状の花を持っています。
属名のMoltkia は、例の属名・人名事典によりますと、デンマークの首相でありCopenhagen Natural History Museum(コペンハーゲン国立自然史博物館)の設立者のJoachim Godske Moltke氏に因んで命名されたのだそうです。
切手に描かれているMoltkia petraea種は、常緑の草本で、羽毛を持った互生の葉を持ち、ブルーの筒状の花を咲かせるようです。
写真です。これもネットから借用しています。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
切手です。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
2020年 ボスニアヘルツェゴビナ連邦発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2809.今日の植物(2292):トラキステモン
今日の植物は、トラキステモンと言います。ムラサキ科の未登場植物に戻ってきました。
トラキステモンは、ムラサキ科 Trachystemon属(トラキステモン属)の植物で、この属に分類される種は、切手に取り上げられているTrachystemon orientalis種だけという1属1種の植物です。
ウイキペディアの情報によりますと、Trachystemon orientalisはブルガリアからトルコに至る地域に自生しているということです。青紫色の花と大きな葉を持ち、観賞用に栽培されています。
英語名をAbraham-Isaac-Jacob とかearly-flowering borageなどと呼ばれているようです。
この前者の名前、アブラハム、アイザック、ヤコブはそれぞれ祖父、子、孫の関係になるようで、ユダヤの人々の祖先とも考えられているようです。なぜこの植物の名前になったのかよくわかりませんでした。
後者の名前は、早咲きのBorage(ルリヂシャ)といった感じでしょうか。
属名のTrachystemonはギリシャ語由来で、 trachys(ざらざらした)+stemon(おしべ)から来ているということです。
写真です。ネットから借用しています。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
切手です。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
1988年 ブルガリア発行(Strandzha Mountainsの花)
●Strandzha Mountainsというのはブルガリアにある自然公園の山のようです。
一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
トラキステモンは、ムラサキ科 Trachystemon属(トラキステモン属)の植物で、この属に分類される種は、切手に取り上げられているTrachystemon orientalis種だけという1属1種の植物です。
ウイキペディアの情報によりますと、Trachystemon orientalisはブルガリアからトルコに至る地域に自生しているということです。青紫色の花と大きな葉を持ち、観賞用に栽培されています。
英語名をAbraham-Isaac-Jacob とかearly-flowering borageなどと呼ばれているようです。
この前者の名前、アブラハム、アイザック、ヤコブはそれぞれ祖父、子、孫の関係になるようで、ユダヤの人々の祖先とも考えられているようです。なぜこの植物の名前になったのかよくわかりませんでした。
後者の名前は、早咲きのBorage(ルリヂシャ)といった感じでしょうか。
属名のTrachystemonはギリシャ語由来で、 trachys(ざらざらした)+stemon(おしべ)から来ているということです。
写真です。ネットから借用しています。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
切手です。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
1988年 ブルガリア発行(Strandzha Mountainsの花)
●Strandzha Mountainsというのはブルガリアにある自然公園の山のようです。
一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑